Cork

木灘日記

日記を書きます。

読書

僕の頭の中のコンバイン - ケン・キージー『カッコーの巣の上で」

カッコーの巣の上で 作者: ケンキージー,Ken Kesey,岩元巌 出版社/メーカー: 冨山房 発売日: 1996/06/22 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (5件) を見る 何年ぶりかの再読になるのだが、読んだ。やっぱりめちゃくちゃ面白いな。作者のケ…

東海林さだお尽くしの最近

このあいだ図書館で借りた東海林さだおがやっぱり面白かったので、ネットオフで東海林さだおの本を9冊買った。どれも108円で、送料無料。送料無料というのはいったいどのようなロジックで成り立っているのか未だに疑問である。個人で荷物を発送しようとする…

澁澤龍彦『幻想の肖像』を読んだ

幻想の肖像 (河出文庫) 作者: 澁澤龍彦 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 1986/10/01 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る 先日は小説である『ねむり姫』を読んだので、今度はエッセイだなと手に取った。元は雑誌の連載らしい。西洋絵画…

実質初龍彦と言っておこう - 澁澤龍彦『ねむり姫』

恥ずかしながら澁澤龍彦といえばサドでしょ、程度の認識のままで長らく過ごしてきた。澁澤龍彦の名が入った本で読んだものと言えばサドとマンディアルグくらいで、つまり、まあ、やはりその程度であった。これまで翻訳しか読んでいないかったので、『ねむり…

3度目の正直 - スコット・フィッツジェラルド『楽園のこちら側』

楽園のこちら側 作者: スコットフィッツジェラルド,朝比奈武 出版社/メーカー: 花泉社 発売日: 2016/04/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る ようやく読み終えた。たぶん、3回目くらいのトライだと思う。やはりちょっと苦戦したが、フィ…

僕は老人にモテる……のか?

僕は他人から施しを受けがちな人間だ。なぜ人がそうしてくれるのかは分からない。ひょっとしたら僕が施しと思っているものは、人と人との関わりだとか一般社会的においてはごくごく当たり前の程度の話なのかもしれなのだろうか。そうであるなら、僕の社会性…

戸谷美津子『聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く』を読んだ

聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く (KanKanTrip17) 作者: 戸谷美津子 出版社/メーカー: 書肆侃侃房 発売日: 2017/06/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ここしばらく図書館でサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼に関…

巡礼への羨望がある

スペインサンティアゴ巡礼の道 聖地をめざす旅 作者: ?森玲子,井島健至 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2016/10/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 空につづくカミーノ おじさんパッカーのサンティアゴ巡礼の旅 作者:…

チャールズ・ブコウスキー『死をポケットに入れて』を読んだ

死をポケットに入れて (河出文庫) 作者: チャールズ・ブコウスキー,中川五郎 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2002/01/01 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 37回 この商品を含むブログ (65件) を見る ほとんどの人たちは死に対する用意ができてい…

酒井あゆみ『売春という病』を読んだ

売春という病 (河出文庫) 作者: 酒井あゆみ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/05/07 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (2件) を見る 先日、PINPONSのすばらしいアルバムを手に入れた店でついで(失礼)に買った本だ。僕は主に…

汚い幻想文学 - チャールズ・ブコウスキー『パルプ』

パルプ (ちくま文庫) 作者: チャールズブコウスキー,Charles Bukowski,柴田元幸 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/06/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を見る 人生初のブコウスキー。どうもインターネットを見ていると、初ブコウスキー…

鈴木智彦『サカナとヤクザ』 - と菊池成孔

サカナとヤクザ: 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う 作者: 鈴木智彦 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2018/10/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 単語を三つ並べると例の曲を想起してしまうのは、もはや我々オッサンにかけら…