Cork

木灘日記

日記を書きます。

戸谷美津子『聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く』を読んだ

 

聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く (KanKanTrip17)

聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く (KanKanTrip17)

 

 
ここしばらく図書館でサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼に関する本を借りているのだが、4冊ほど読んでみてこれが一番良かったな。

文章は客観と主観のバランスが良い抑制が利いており、写真も比較的大きめで全てカラーであるなど、旅行記として読んでも単純に面白い。宿泊が巡礼宿中心なのも色々と参考になるし、発売が2017年と情報としても新しいのも良い。

母親がちょっと関心を示していたので、手元に置くのも良いだろうとamazonで買って実家へ送っておいた。

しかし巡礼宿中心で行けば往復旅券込みで30万以下で行けてしまうものなんだな。蓄えなどほとんど無いようなものだが、なんとかしようとすれば出来てしまいそうだ。次の仕事は? いや、まあ、それはそれとしてだな。

ところでサンティアゴへ続く巡礼路で一番人気なのはフランスとスペインの国境近くサン・ジャン・ピエ・ド・ポーから始まる、通称「フランス人の道」と呼ばれる全長800kmくらいの道だ。

そこからスタートすると最初にロンセスバージェスという街に泊まることになるようだが、その街の巡礼宿では宿帳に旅の目的を記入したりするらしい。選択肢は「宗教・スピリチュアル・スポーツ・その他」の4つ。現実逃避は……スピリチュアルだろうか。