隙あらば両肩が前方へ丸まろうとする

それにしても最近肩こりと背筋痛が酷い。背筋痛の方は特に肩こりが酷くなると併発するオマケキャラみたいな存在なのだが、肩こりとはもう10年くらいの付き合いになる。

慢性的な肩こりを自覚しながらこれまで何か対策を取っているかというと、特にそんなこともなく黙々と苦痛に身を委ねている。マッサージや接骨院の類に通うほどの余裕もなく、適当なストレッチというか、うねうねと身を捩ったり捻ったりしながら誤魔化してきた。

しかしここ一週間ばかりの酷さたるや、いよいよ僕も年貢の納め時かと思うほどの苦しみである。

いま少し続くようなら施術を受けにいかねばと心に近いながら、3日ほど疎かにしていたジョギングに出かけたところ、なんかちょっと楽になったのでは？ となった。やったぜ、やはり人間身体を動かさねばな。などと半年前より以前の自分を全否定しつつ、風呂に入って飯を食い、こうしてPCの前に座ったところ、再び肩と背中からスリップダメージが発生し始めた。

肩こりの痛みは人それぞれだと思うが、僕の場合は会社でも家でもPCにほぼ常時向き合いながら過ごしていることが原因であるのは明らかで、症状として両肩があからさまに前方へ丸まろうとしている。

接骨院に行ったことがある知人に聞くと、一度施術を受けると定期的に受けずにはいられなくなるほどであるという。そんなに良いものであれば一度は受けてみたい。しかし、もしそれで本当に定期的に施術を受けねば生きていかれないほどの依存にあってしまったらどうしよう。僕はそれが恐ろしい。

そしてふと思う。施術に一足飛びで行かずとも、この世には塗ったり貼ったりという選択肢もあるのだ。湿布だとかアンメツルヨコヨコだとか、ああいうのはどうなのだろう。しかし、姿勢の悪さから来る身体の歪みが原因であるのに、塗ったり貼ったりした程度で効果があるのだろうかとも思う。懐疑的である。

やはり根治には仕事を辞めるしかないなと、また思いを新たにするのであった。