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木灘日記

日記を書きます。

一日

今日も仕事は人と話すことばかりでうんざりだった。

話をしている時点ではなんとなく上手く行くような気がするのだが、少しでも目を離すと勝手に計画が崩壊していたりするので、話をしただけでは終われない。4月から体制が変わるそうで、なんか僕のやっている仕事のようなことをやる人間を増やそうとしているらしい。教育をしてやってくれ、などと言われている。心底御免だ。

外は朝から曇天だった。天気予報によると夕方から確実に雨とのこと。18時には確実に雨だというので、少し悩んで自転車で出勤をした。帰りの道中から少し降られたが、ギリギリ本降りになる前に家に帰ることが出来たので良かった。

家と会社では東海林さだおを読んでいる。『偉いぞ立ち食いそば』と『誰だってズルしたい!』。東海林さだおはずっと昔に読んだことがあるはずだが、読み返すと凄まじく文章が上手い。上手い文章を読んでいるとストレスを感じない。つまりずっと近くに居てくれて構わないということであり、これはひょっとして恋ではないだろうか。東海林さだおは一冊も手持ちがないのだが、これを期に手持ちにしても良いなと思った。なんで偉そうなんだ。
 

偉いぞ!立ち食いそば (文春文庫)

偉いぞ!立ち食いそば (文春文庫)

 
誰だってズルしたい! (文春文庫)

誰だってズルしたい! (文春文庫)

 


今は『世界のスタンドグラス』というそのままズバリ、世界のステンドグラスの小さな写真集を散漫に開きながら眺めている。先日、PINPONSのアルバムを買った書店で古本として買ったものだ。

美しいものは良いな、と単純に思う。ステンドグラスはやはり陽光をその向こう側から浴びている時にこそ最も美しく映えるものだ。そう考えると、例えわざわざ現地に赴き生で観たとしても滅多なことでは最高の状態のそれを観覧することは叶わないだろう。こうして写真集のような形で見るのが最も賢いな、などと思ったりする。 

世界のステンドグラス

世界のステンドグラス