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木灘日記

日記を書きます。

スパイスカレーはむずかしいカレーだった

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これが待ちに待ったスパイスカレー(レトルト)だ!
大阪のスパイスカレー専門店「columbia8」というところのものらしい。

 スパイスカレーとは一体なんなのか。今まで食べたことがないので、これが僕にとっての初スパイスカレーということになる。

パッケージを見ると、なんか粉っぽいなと思う。何らかの粉と、何らかの破片と、少し大きい何らかの破片で構成されている。中央に玉ねぎと、獅子唐っぽいものが乗っかっているが、このパッケージには含まれていない。

数週間ぶりに米を炊いた。米が炊きあがって蒸らしているあいだにレトルトを温める。して、米のうえにレトルトをかけた結果がこれだ。

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茶色いな……。カレーというものはとかく茶色いものであるように思われるし、パッケージだってかなり弄ってはいるものの茶色がベースの配色だ。しかし、これは思ったよりも茶色い。器が黒いことも配色の難を強調するのに一役買っている。

周囲には強烈なスパイスの香りが漂っている。嗅いだことはあるが、何のスパイスかは分からない。これがカルダモンだろうか。ルーは水のようにサラサラとしている。

とにかく一口食べてみる。

ううむ、カレー……? 僕のこれまでのカレー経験にはない味なので、舌と脳がカレーと中々認識しない。むしろ味と言うべきものをあまり感じない。香りがとにかく強烈で口と鼻、食道と胃を満たしている。

難しい食い物だな、と思った。難しい、難しいと思いながら口に運んでいると、だんだん味っぽいものも分かるようになってくる。そして、スパイスカレーとはこういうもののことを言うのか、と朧げながら己の中のスパイスカレー概念の輪郭が形作られてきた。食べ始めはちょっと面食らったが、慣れると案外いけるかもしれない。

意外だったのが、食べている最中よりも食べ終わったあとに、ひょっとしてあれは結構ウマかったんじゃないか? と思うようになったことだった。一度では何が何やら良く分からず、もう一度確認したいという気持ちになる。3個買っておいて良かった。

なんとなく、これにハマる人が出てくるのは分かる気がする。と、同時にレトルトの情報を集めているときに幾つも見かけた批判的な意見も良く分かった。再現率が非常に高いとの評判だから、レトルトである程度良し悪しを判断しても構わないだろう。

あとパッケージと自前で用意したものを見比べたところ、色合いの他に違うところに気が付いた。

米、多く盛りすぎてるな。