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木灘日記

日記を書きます。

パスポート を てにいれた!!

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風邪が尾を引いてこれまで最長の間が空いてしまった。

今日はパスポートの受け取りと職場で配る菓子を買いに行った。

日曜の旅券センターは受け取りだけの窓口が空いており、手続きも複雑なものがないからか、先週平日に行ったときと比べて人がかなり少なく感じた。あと外人が多い。

まずは印紙購入窓口へ向かった。10年のヤツにしたので16000円。嵩いのか安いのか良く分からない。身分証明書にもなるし、年間1600円で海外にいつでも出られる権利が与えられると考えればきっと安いのだろう。最近amazonプライムが3900円から4900円に値上げをして話題になったが、パスポートはそれの1/3である。やはり安い、のではないだろうか。

印紙の購入窓口では2つあるうちの片方が詰まっているようだった。流れのある方の窓口側に並びながら隣を見ると、外人が大量の小額印紙を持ち込んだらしく係員が四苦八苦しながら受け取り用紙に貼り付けている。あまりにも進まないので、僕が並ぶ窓口の係員は2つの列に並ぶ人間を交互に呼び出しながら処理を進めるようになった。

「10年分の方です」と言いながら金を出すと、「用紙もお願いします」と言われた。なぜ用紙を出す必要があるのだろうと若干訝りながら出すと、印紙の貼り付けまでやってくれるらしかった。係員の手際が恐ろしく良い。印紙は用紙に合わせた配置の台紙のようなものにくっついていて、しかるべき場所に乗せてこすると綺麗にそこへ貼り付けられた状態となるようだ。

金を受け取り、印紙を貼り、印紙が貼り付けられた用紙と釣りを渡すまでで30秒もかかっていない。こうしたスムーズかつ的確な定型動作の反復は見ていて気分が良い。何かの製造機械をじっと見ていられるのと同じような感覚になる。

用紙を受け取ると、今度はパスポートの受取窓口にそれを渡す。あまり時間がかからないものだからか、待合番号を取ったりする必要もなくそれぞれ窓口へ気ままに赴き、係員に用紙を渡せば良いようだ。

用紙を受け取ると係員はそれを手に受付カウンターの奥の扉の向こうへ各々のパスポートを探しに行く。用紙を紛失したらしい外人親子が窓口に詰め寄っている様子や日本人親子の子供たちが一人ずつ呼び出されて自身のパスポートを受け取る様子を眺めながら1分ほど待っていると、名前を呼ばれた。

係員が自分の目の前に僕のものらしきパスポートを広げている。フルネームと生年月日、本籍地を尋ねられるので答えると、ICカードがどこに入っているだとか折り曲げがどうとか最低限の説明をされる。そして最後、「お疲れさまでした」とパスポートを渡された。

なるほど、「お疲れさま」か。ちょっと意外な言葉だと思ったが、確かに申請に際しての書類準備に僕は大変な苦労をしたものだし、他の人も大なり小なり苦労をしているのだろうな。役所的な立場でいて中々気が利いたことを言うものだと感心する。

その後、百貨店の地下で菓子を買った。退職時の挨拶回りで配るためのものだ。こういった習慣には相変わらず反感があるので、どんなものを買っていくべきなのか中々決められない。高すぎるのも安すぎるのもなと思いつつ、小分けされたチョコレートの小袋が幾つも入ったパッケージを買った。大荷物になることを想定して久々に公共交通機関で行ったのだが、ぎりぎりリュックに入り切る量で収まった。

サンティアゴ巡礼の準備以上に退職のあれこれを考えるのが憂鬱だな。帰ってきたあとどうするのかも考えちゃいないんだ。冗談交じりで知り合いには言っているが、この先野垂れ死ぬ可能性が30%くらいあると思っている。挨拶回りも面倒だし、出来れば当日の夕方にメールを送って終わらせたい。

そういえば金曜、送別会じみたことをやってもらった。とはいえ送別会じみた話はほとんどなく、どうでも良い話ばかりをして終わった。ちょっとしたプレゼントまで貰いつつ終始和やかな感じで会は進み、皆やはり善良な人間だなと改めて思った。僕も傍から同じように見えて、違和感なく混じれていれれば良いのだが。

さて、まだまだ準備すべきものは揃っていないし調べるべきことも調べていない。ちょっと危機感が足りなさすぎるんじゃないかと自分で思わないでもないが、まあ、何とかなるんじゃねえかな……ダメかな。