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木灘日記

日記を書きます。

風邪が治らないので病院へ行った

金曜の夜から数えて5日目だが、今朝時点でも熱があった。

悪寒と汗でべっとりしてくるほどの火照りを繰り返しながら布団の中でじっとしていたのだが、背中が痛い。鼻づまりのせいで中々眠れないし、風邪とは久々にかかるとかなりキツいものだなと思った。

んで、遂に病院へ行った。5日目にして、ようやく。夜明け頃の一番身体が火照っていたタイミングで熱を計ったら38℃を超えていたので、5日目でこれは流石にまずかろうという判断である。

病院へ行くと診断待ちの先客はおらず、健康診断にやってきた男性3人組が待合室にはいた。内装業者らしき格好で、付添らしき日本人が1人と東南アジア系が2人。きちんと健康診断を受けさせているのだなと、当たり前のことに感心しているとすぐに診察室へ呼ばれた。

診察をしてくれたのは若そうな女医で、足を組んだりしているので不思議な感じがした。この病院には何年かに一回来る程度だが、徹頭徹尾女性しかいた覚えがない。受付も、医師も、人こそ変われど性別は女性で統一されている。何か理由があるのだろうか。

症状発症のタイミングと内容を話すと、風邪の原因を調べるために血液検査をしてみましょうか、となった。症状からして可能性は低いと思っていたのだが、インフルエンザではなさそうなので良かったなと思いつつ採血を受ける。結果は数分もかからずに出た。

再び診察室へ戻ると英語の略字とその横に数値が並ぶレシートみたいな紙を見せられた。血液中の白血球の数を示すという数値に赤丸が付けられていて、その数値は正常なものであるから原因は細菌性ではなくウィルス性のものであろうとのことだった。

ウィルス性の風邪には薬がないのだという。細菌性であれば抗生物質などが出せるが、ウィルス性なので現在の症状に対する対処薬しかない。もう5日目なのであればそろそろ良くなると思うので薬を飲んでじっとしていて下さい医者に言われ、帰された。

処方はアスペリン、アレグラ、ロキソプロフェン。市販薬を飲むのとあんま変わりなさそうだな……。

病院からすぐの薬局へ行くと、そこも受付は女性ばかりだった。処方箋を渡して少し待つと、奥から背の嵩い老人の男性薬剤師がのっそりと出てきた。黒くてゴツゴツした巨大な手の持ち主。顔をちゃんと見なかったのと、微熱に浮かされた状態だったからか、その手の印象がやけに強く残って頭から離れない。

しかし単なる風邪がここまで長引くとは、やはりおっさん化からは逃れられないなと思った。