Cork

木灘日記

日記を書きます。

出不精が功を奏することもある

夕方からちょっと観たいライブ配信があったので、昼過ぎに買い物がてら外へ出ようと思っていたのだが、つい映画を見始めたりなんかして、気づけば14時を回っているといういつもの休日。

さすがにそろそろ準備をしなければと映画を途中で止めて着替えようとしたところ、不意に玄関のチャイムが鳴った。エントランスからではなく玄関前のチャイムだ。

他所の家を皮切りに入り込んだ面倒なヤツだったら嫌なので、いつもなら無視を決め込むところだが、二度目のチャイムと共に「~~~でーす!」と大声で何か訪問の理由のようなものを述べている。

わざわざ大声でアピールするということは正当な訪問理由があるからであろう。玄関を開けると、作業着姿の男性二人が立っていた。彼らは排水管の洗浄業者だという。

そうか、今日は排水管を洗浄にやってくる日だったのか。冷蔵庫の扉を確認すると、しっかりと高圧洗浄云々のチラシが貼り付けられていた。

彼らは巻物みたいになったブルーシートを幾つも持ってきて、玄関からキッチンと風呂場と洗濯機と洗面台それぞれの場所までの道を作っていく。それから外の機械に繋がったホースを持ってきて、各排水管の点検と清掃をテキパキとこなして帰っていった。

洗面台の水の流れが長らく悪いように思われたので重点的にズバシャーと水圧でやって貰ったりしたのだが、ちょっとマシになったかな? くらいだったので、汚れとかそういうもんではなくもっと根本的な問題なのだろうか。

ともあれ訪問のタイミングで外出をしていなくて良かった。

チャイムを鳴らすだけでなく、大声で呼びかけてくれたのは助かった。きっと玄関からのチャイムでは姿を現さない疑り深い住人が僕の他にもいるのだろう。そう考えると、なんだか少し悪いような気がした。