Cork

木灘日記

日記を書きます。

一日

昨日は3時過ぎに眠った。夢は見なかったと思う。朝9時に目を覚まし、1時間ほど布団の中でTwitterを見たり少しゲームをしたりして、10時頃から洗濯機を回した。洗濯を始めた途端、しばらく枕カバーを洗っていないことを思い出した。どうでも良いと思いながら、そのことに気付いてしまったが故の嫌悪感が発生してしまい素早く枕からカバーを外して洗濯機へ放り込んだ。洗濯が終わるまでの小一時間をサンティアゴ巡礼の本を読む。しばらく待つと「ピー」という完了音が聞こえたので洗濯物を外に干しにベランダへ出ると、目の前の街路樹の枝の上に寒々しく誂えられた貧相な雀の巣が風に揺れていた。11時頃から再びサンティアゴ巡礼の本を読みはじめ、12時を過ぎてそろそろ家を出るかと思ったものの持ち前の物ぐさを発揮して思いつきから白詰草話ガレージキットを作っている人物のTwitterを見に行ったところ、先日のイベントで白詰草話のキャラクターのガレージキットは終売だったことを知り、嗚呼僕はこうして様々なものを羨望しながらも手を出さず見送っていくのだと思った。今年あたり大槍葦人が個展をやるようなことを言っていたと思うが、今回は多少生活を犠牲にしても大きな絵を買ってやろうと思う。知人が福岡の格ゲーの大会に出かけているツイートなどを見ながらぐだぐだと服を着替え、13時過ぎにようやく街へ出た。家から自転車で20分ほど走ってターミナル駅近くの本屋で注文していた本を引き取り、商店街で一週間分の肉を買う。リュックサックの底部の広さが足りず、まとめ買いをするといつも上手く仕舞えず困るので、次にリュックを買い換えるときは底部の広さを検討に入れる必要があると思う。15時前に家に戻るとさっそく買ってきた肉を切り刻み水分を拭き取りジップロックして冷凍をする。ササミは半分にスライスして一時間半ほどオーブンにかけてジャーキーにした。仕上げに低音でオーブンにかけながら16時過ぎに図書館へ出かけ、予約していた本(澁澤龍彦サンティアゴ巡礼のやつ)を受け取る。澁澤龍彦の本は古い単行本であるためか装丁がかなり傷んでいて、受付をしてくれた職員の若い女性がそれを非常に気にする素振りをしていた。ページをめくりながら「ああ、これ古い本なので傷みがちょっと……」と言うので、僕はそれを丁寧に扱うようにという意図だと思って「本当ですね。気を付けて読むようにします」と返したのだが、彼女は「ここにも、ここにも染みが……ごめんなさい……」などと言っている。会話は噛み合わなかったが、感じの良い対応だった。それから再び家に戻り、少し図書館の本が手元に溜まってしまったので17時過ぎから今までゴミワインを飲みながら、昼間に読んでいたサンティアゴ巡礼の本を一冊、最後まで読み切った。転職活動は今日もしていない。